1. 記録のデジタル化・標準化
食事・水分、排泄、服薬、バイタル、ケア実施等の情報を、現場で入力しやすい形で構造化します。
データとデジタル技術を活用して、介護現場の仕事の流れそのものを変革し、働く人とサービスを受ける人の双方に価値を生み出します。
制定・公開日:2026年8月5日 | 最終更新日:2026年9月1日
リタケアテックは、2026年9月1日付で、情報処理の促進に関する法律第28条に基づく経済産業大臣のDX認定事業者として認定されました。
今回の認定をゴールではなく、介護現場で本当に使い続けられるDXを実現するための新たなスタートと位置づけ、記録・情報共有・業務改善をつなぐ仕組みづくりを継続します。
介護分野では、人材不足、業務負担の増大、情報の分散、記録と実際のケアの乖離などが経営と現場の双方に影響しています。一方、クラウド、モバイル、API、データ分析等の進化により、現場で生まれるデータを業務改善や状態把握に活用できる機会が拡大しています。
リタケアテックは、これらの変化を「人手不足の深刻化というリスク」であると同時に、「介護の仕事をデータ起点で再設計する機会」と捉えます。
「介護職員が記録のために働くのではなく、ケアに向き合うためにデジタルを使う状態をつくる。」
現場の入力負担を下げ、必要な情報が必要な人に届き、蓄積したデータが安全性・業務品質・経営判断に活かされる介護現場を実現します。
介護現場向け業務改善アプリ「Care Check」およびDX支援を軸に、現場で生まれるケア・業務データをデジタル化・構造化し、記録、共有、可視化、改善を一連の流れとして支援します。単なるITツール提供ではなく、現場検証とデータに基づく継続改善を組み込んだサービスモデルを構築します。
「デジタル化」だけで終わらせず、データが業務改善の判断材料になるところまでをDXの対象とします。
食事・水分、排泄、服薬、バイタル、ケア実施等の情報を、現場で入力しやすい形で構造化します。
紙や口頭に偏る情報伝達を見直し、必要な職員が必要な情報を確認できる運用を整えます。
記録漏れ、入力時間、状態変化、利用状況等を可視化し、現場改善やサービス品質向上の判断に活用します。
| データ | 活用方法 | 目指す変化 |
|---|---|---|
| 食事・水分・排泄・バイタル等 | 一覧化、傾向把握、必要なアラート | 状態変化の見落とし防止と情報共有の迅速化 |
| 記録の実施時刻・未入力状況 | 記録漏れ・遅延の可視化 | 記録品質の向上 |
| 画面・機能の利用状況 | 利用頻度や操作上の課題を分析 | UI・業務動線の継続改善 |
| 業務時間・改善前後の比較 | 実証前後で時間・件数を比較 | 生産性向上効果の把握 |
代表者がDX推進責任者として、経営ビジョン、優先順位、投資判断、情報セキュリティ、KPI確認を統括します。
介護現場の利用者・協力者からフィードバックを収集し、開発・運用改善に反映します。現場適合性を重要な意思決定材料とします。
必要に応じて外部の開発、セキュリティ、法務・制度、介護事業者等との連携により、専門性を補完します。
クラウドを前提とし、モバイル端末から利用できるWebアプリケーション、データベース、認証・権限管理、ソースコード管理、バックアップ等を組み合わせ、少人数でも継続改善できる環境を整備します。
端末依存を減らし、継続的な更新と拡張が可能な構成を採用します。
将来のAPI連携を見据え、データ項目・権限・接続方式を整理します。
最小権限、認証、アクセス管理、暗号化、バックアップ、ログ等をリスクに応じて実装・見直します。
投資は「利用者価値」「現場負担の低減」「セキュリティ」「拡張性」「保守性」を基準に優先順位を決定します。特定の古い仕組みに過度に依存せず、段階的にクラウド・標準API・保守可能な技術へ移行できる設計を志向します。
経営・効果・進捗の3階層で指標を確認し、改善判断につなげます。
| 分類 | 指標 | 確認する意味 | 確認頻度 |
|---|---|---|---|
| 企業価値 | DX事業売上高、MRR/ARR、導入施設数、契約継続率 | DX事業が継続的な価値を生み出しているか | 月次 |
| DX効果 | 記録時間削減率、記録漏れ率、入力完了率、利用者満足・職員評価 | 現場の生産性・品質に効果が出ているか | 実証・月次 |
| 進捗 | 稼働機能数、導入拠点数、アクティブ利用者数、改善リリース数 | DX戦略が計画どおり進んでいるか | 月次 |
| 安全性 | 重大セキュリティ事故件数、教育実施状況、バックアップ確認 | 安全で継続可能な運用ができているか | 月次・定期 |
※ KPIは事業・実証の進捗に合わせて見直し、必要に応じて目標値を設定します。
介護DXは、紙をスマートフォンに置き換えることだけではありません。記録、共有、判断、改善という仕事の流れを、現場の人が使える形で組み直すことだと考えています。私は介護現場の経験を出発点に、現場で本当に使われる仕組みを小さく試し、データで評価し、改善を重ねます。DXの目的はテクノロジーを導入することではなく、介護職員が利用者に向き合える時間を増やし、より安全で持続可能な介護をつくることです。リタケアテックは、その実現に責任を持って取り組みます。
リタケアテック 代表 井上
本方針は代表者の意思決定に基づき策定・公開しています。DX戦略、KPI、IT環境、情報セキュリティ等について、事業環境・技術・制度・実証結果の変化を踏まえて定期的に確認し、必要に応じて改定します。重要な改定内容は本ウェブサイトで対外的に公表します。
制定・公開日:2026年8月5日 | 最終更新日:2026年9月1日